第21話
教室のある階に来ると廊下のど真ん中に一組の男女がなにやらもめている。
周りの生徒は遠巻きに顔を下に向けていた。
『やれやれ…見て見ぬふりかよ…』
見た感じは金髪の不良が髪を染めた女子にしつこく絡んでいる。
女子の方は顔を背けていて見えないが、その仕草から明らかに迷惑がっている。
『はぁ…本当に最悪な学生生活の始まりだな…』
入学初日からなんという学校だろうと呆れながら声をかけた。
「止めろよ。困ってるだろう?」
「はあ?なんだよてめえは!?」
金髪が晴信に凄む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます