第81話
「優希さあ、男と女ってそれだけじゃないんだよ」
「はい?」
キョウジの意外な言葉に頭がどうかしたのかと思った。
「互いを信頼する美しい恋愛ってのがあるだろ」
「オマエが言うとマジ嘘くせえ」
「なんで?」
「じゃあ、恋愛ってどういうもんよ?」
「クスリみてえなもんだろ」
言うとキョウジは大笑いした。
俺もつられて笑った。
「で、オマエなにしにきたの?」
腹をかかえながらエリに聞くと
「家いてもヒマだし、あんた用事あるとか言ってたから」
「それなら終わったよ」
「やっぱりまたケンカ?」
わかってるなら聞くなと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます