第41話
教室につくと何人かのクラスメートが声をかけてきた。
席に着こうとすると呼び止められた。
「氷村」
クラスメートの1人が教室のドアを指す。
違うクラスの女子が3人立っていた。
机にカバンを置くとドアの方へ行った。
「なに?」
女子に聞く。
3人とも少し大人しめのタイプだ。
「あ、あの…… 氷村君、放課後に良かったらカラオケ行かない?」
真ん中の1人が上目使いに見ながら言った。
それを聞いて俺は微笑むと二言、三言話して席に戻った。
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