第50話
「あ、そうそう、大原と付き合ってんの?」
「見ればわかるじゃない!いつも一緒なんだから」
そう言うと徹は鼻で笑った。
「ああ、カバン持ちに昼飯の使いパシリな」
「だから何よ!?」
「どう見ても付き合ってるように見えねぇよ」
「あのう、千葉先輩、僕達、付き合って間もないし…… 多少不自然に見えるかもしれませんが…」
智也が口を開いた。
すると徹は威嚇するみたいに言った。
「オマエに聞いてねぇ」
「はい、すみません……」
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