第23話
席につくと私は聞いてみた。
「ねえ、智也はいつから私のこと好きだったの?」
「は、はい。入学式の後に見掛けてからです」
「そうなの?」
「なんか、先輩を見たとき、キレイだなぁって思いました」
「ありがと」
「でも話すことなんてないと思ってたのに、まさかこうして一緒に帰るなんて…夢みたいです!」
そりゃそうだ。
私の予定にも今朝まではこんなこと入ってなかったんだから。
「ねえ、智也。あそこでじっと見てる二人、あんたの知り合い?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます