第20話
「君、名前は智也だっけ?智也って呼ぶね」
「はい」
「じゃあ、学校終わったら正門のとこで待っててね。一緒に帰ろう」
「はい!」
こんな嬉しそうな顔するヤツ初めて見た。
智也と別れてから教室に戻った。
教室に行くと徹と例の浮気相手、恭子がいた。
「よお、菜々、この前のことなんだけどさ」
いまさら言い訳?
もうそんな段階じゃないことを教えてやろう。
「ゴメンね。私、好きな人ができたの。今日から付き合うことになったから
」
「はっ?」
「だからあんたとはおしまい!バイバイ」
「菜々、あのね……」
「恭子、気にしないで。資源ゴミはリサイクルしないと♪」
そう言って自分の席に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます