第60話
一時間少しほどぶらぶらしてから再びさっきの公園に戻る。
さあ帰ってくるかな?
響大雅の家を見ながら公園のベンチに座った。
足下には散り始めた桜の花が敷き詰められている。
花びらを足でどけると、タバコに火を点けて煙を空に向かって吐いた。
風に煙が流れ去る。
ひらひら落ちる桜を見ながら待った。
......
......
来た!!
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