第五話 秘密の姉弟
第56話
退屈な4時間の授業が終わって昼休みになった。
私は学校に来る途中、コンビニで買ったメロンパンと牛乳を持って屋上に上がった。
この時期は風がまだ冷たくて屋上に上がるヤツはいない。
だけど昼間は陽があたる。
私はいつもの場所で陽当たりを独占して昼食をとった。
頭の中に私の弟という響大雅の顔が浮かんだ。
今日これから会いに行く。
学校の帰りを待つのが一番いいな……
なら、ちんたら午後の授業なんて受けてられない。
メロンパンをかじりながら午後の授業には出ないで帰ることに決めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます