第45話

「話があるの。下に来てちょうだい」



しつこく電話してきたやつね。



私は無言で荷物を持つと、お母さんと一緒に一階まで降りた。




リビングにあるテーブルにつく。




「久しぶり...元気だった?」



いいから早く話しなよ。



「なにか飲む?」



「話しがあるんでしょ?早くして」




お母さんはため息をつくと私の前に座って、A4サイズの封筒を出した。



「実はね......」



なにか言い淀んでるな。

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