第22話

「よお」



「よっ…」



力のない声でカイに挨拶を返した。




「風邪なんだって?大丈夫かよ?」



「うん。さっきよりは少し楽になったかな」



ぐっすり寝れたせいか朝よりマシになった気がする。



「なんか食うか?」



「いい。食欲ないから」



「少しは腹に入れろよ。おかゆ作るから」



「わかった……」




私の頭をなでるとカイは寝室から出て行った。



しばらくしてからカイがおかゆと水を持ってきてくれた。



白いおかゆの上に黒い岩のりが乗っている。

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