海からきたウンコタレゾウ

❥❥❥藤乃❥❥❥

第1話 たれくんとあたしの日々

猫屋敷出身だよ。わたし。

猫が大好きだった。

自営業で里親探してあげられたし

庭に捨ててく人がいるのでした。


この捨て猫ってやつの

飼育がどれぐらい大変か?

愚痴ってる人がXで、

酷く言われちゃってて

かわいそうだった


猫ってほんと性格性質

それぞれ驚くほど違う


これが原因で捨てられたのではないかと

思うほどのひどい癖を 

持っている兄弟の猫もいた


猫のメスっていっぺんに

たくさん産むじゃない?

いろんな色の子を産んだりする

あれ、お父さんが

みんな違うと 

獣医さんに聞いた時の驚き。


それをお父さんにバレたらやばいので

お母さんは

産んだらいろんなところに隠す

自分の子じゃないと気づいたオスは

その子を連れてってもちろんあれだ


捨て猫にはまだまだ 

野生ってものが残っている。


人間に立ち入れない部分もある

ペット屋で買ってくる

猫タン達とは大違い

んん、これは猫の悪口ではないわよ。


私が30匹以上暮らした中で1匹だけ、

ペットロスになるくらい私を悲しませた。

狂気な愛。。

恐怖の猫、タレくんのことを書きたいと思います。猫好きさん、読んでね。


たれくんは、うんこたれぞうから


西伊豆の海の水たまりに落ちていました

お腹がパンパンで死んでると思ったら

生きとった。

キャンプだったので一緒に連れて行き

まだ目も見えないその子を育てた


驚くことにこの子は

体重が5キロを超える巨大な猫に育つのだった

人口ミルクが良すぎたのかわからない

しかも筋肉質でデブではなかった

キジトラで、ムキムキの、五キロ超え。


性格は超ウルトラ級の凶暴な子に育った

何故なんだかわからない

私以外にはなつかない

何を見てもシャーシャー


病院に連れて行って

去勢手術するのに

ありえないこと

半狂乱で泣き叫んで

革の手袋も噛み殺したらしい。

柵からでられないと連絡をもらい

私は駆けつける

猫だけど嬉ションみたいのする。

私が抱っこして

目と目をみつめあい

そのすきに、麻酔。

そこまでやるのに3日かかった


その後、亡くなるときも

病院へ連れて行くわけない。


年頃の私は結婚したかった。

子供が欲しかったが

たれくんがネックとなった


そして

たれくんに血まみれにされても気にしない

男性と巡り合い妊娠した


これ大変!

みんなが保健所に連れて行けだとか

捨てろと大騒ぎだ

危ない。殺されちゃうぞ子供が


私は信じていた

たれくんを


生まれたらやっぱり優しかった

泣けばすぐ尻尾で遊んでくれて

どんなに強く尻尾を引っ張られても

絶対に怒ることはなかった


その4年後、次の子を産んだ


たれくんは3ヶ月

赤ちゃんの世話をしっかりしてから

スコーンとなくなった


とんでもない猫だった

私がテーブルで帳簿をやっていて

目を離すとその上にコロコロうんちを

してにげる。

毎日朝帰りすると

階段に一段に1個ずつうんちをして

私は、踏んでしまうのだった。

かわいい!

獣医さん達と

この猫について色々話したことがある

いろんな方に聞いたが

保護猫とか言っても

適当に飼ってはいけないと

どんな血が混じっているかわからない

よくこの子を育てられましたね。と

動物の野生を制御することはできない


その後、たれくんに似た、

アメリカンカール君をみつけ

買う

何とまあかいやすいこと

これが同じ猫とは思えなかった

私は多分もう二度と

野良猫ちゃんを

飼うことはないかも


冷蔵庫の中に入ったり

グリルの中に入っていたり

焼いちゃうとこだったよ

カーテンは全部潰しちゃう

あの頃は楽しかったけど

もう2度とできないな


読んでくれた方

いたなら本当にありがとう

猫ちゃんとラブラブライフ

楽しんでください

それは猫と喧嘩もしますよね!

え、しないの? 

ありがとうございました

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

2024年10月27日 17:00 毎日 17:00

海からきたウンコタレゾウ ❥❥❥藤乃❥❥❥ @hirahirafujiiro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ