第105話 酒宴(5)
「もう夜明けか」と結城。「心惜しいが、今日はここまでじゃ。こんなに楽しい酒宴は久方ぶりであった。蓮よ、また来てくれるのであろうな。」
「もちろんでございます。お館様」と蓮。
「うむ。楽しみにしておるぞ」と結城。「それから、律子、跡取りを決める儀式はもうやらなくてよいぞ。」
「どういうことでございましょうか?」と広瀬。
「跡取りなどお前が決めよ」と結城。
「それでは、お館様にもうお会いできないのですか?」と広瀬。
「そうではない。蓮が来るときにはわしを呼べ」と結城。「よいな?」
「かしこまりました」と広瀬は深く頭を下げた。
「もう去らねばならぬ」と結城。「蓮よ、当主殿によろしく伝えてくれ。お前を嫁に欲しいとな。」
蓮は驚いた顔をした。
「冗談じゃ」と結城。「また会おう。」
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