第3ラウンド

さぁ、始まりました!!

「高校生の紫雨VS幼き頃の作品」

とうとう私の出番です!!


コンディションは悪くありません!!

懸念点があるとすれば、もう破り捨てるという技は使えないことくらいです


机上の参考書はすでに満員状態!

場所を占領しているのは原稿用紙です!!

今夜決着をつけなければなりません!!

私は、幼き頃の作品を手に取ります

無抵抗かと思われた作品たちは、うるうるとした瞳で私をみつめます!!

そんな攻撃効くわけが……


精神攻撃でしょうか

思い出や情景が脳内に流れていきます


「ものがたり」に出てくるキャラクター達は、どんなに不出来であっても大切な友達です


捨てるなんてこと……


誠に不本意ではありますが、気がつけば私は白旗を上げていました


勝ち誇った顔で作品たちは今日も私の机に居座ります


私に勝ち目などあるのでしょうか……

次回もお楽しみに!!

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