第28話

「チッ、ユウマの野郎」




ユウシは舌打ちするとあたしとユウダイを引き連れて一階に行く。




キッチンにはオレンジジュースをコップに注いでるユウマが居た。




「おらおらユウマ~!」




ユウシは冗談っぽくユウマを睨みながら近付いてって、ユウマを抱き上げた。




「なんで俺がプリン食べたなんて言ったんだよ」




「だって僕食べてないのに、ユウダイお兄ちゃんに……」




「ユウマ本当の事言え」




「僕じゃないもん~」




ユウマは半ベソになって、最終的にユウシの胸に顔を埋める。




ユウシはよしよしッてユウマの頭を撫でながら




「プリン位いいじゃんか!ケチ!」




珍しくユウダイに反論した。

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