『これで全部？』

最後のビー玉を拾って、机の上を見ると

ユウシはあちゃーって顔してユウマを見てる。

あたしもユウマに視線を向けると、ユウマはハサミでプリクラを一枚一枚切って、ユウダイの二つ折りの携帯にベタベタ貼ってた。

『…あﾞ！！！！』

「…これはマズイ」

ユウシはユウマから携帯を取り上げる事も出来ずアワアワしてる。

あたしは今後のユウダイの反応を考えてビクビクしてる。

「…え？」

素っ頓狂なユウダイの声が響く。

レジの方まで、ユウマのペンを拾いに行ってたユウダイは、自分の携帯の変わり果てた姿を見て絶句していた。

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