2025年5月6日 11:03
第零章1 『きみのおかげ』への応援コメント
前提として、私はほぼ心が読めると言ってもいいほど人の機微を受け取ります。作者の意図すらほとんど拾うほどです。そのため、私はその部分が"ない"のではなく、"省かれた"結果ないように見えることに、高い評価をします。たとえば、感情や主観を表す語彙選択はなければないほどよく、行動や動きだけで表されるほど高い評価をしがちです。そこには、重々注意を払ってください。一般的な感覚ではないということです。"幸村ゆきむら力輝りきはふと空を見上げて立ち止まった"おや……語り部が変わるのですね。となると"この季節には似合わない"この"似合わない"ものは誰の主観なのか、大変気になるところではあります。語り部と物語の接続について関心が向く人は非常に少ないですが、私はそこを重要視する者のひとりです。どのような効果を期待してあなた様はこう書いていらっしゃいますか。"薄暗い重みが蔓延している"人物の心持ちを表す効果が発揮されています。どのような重みなのか、重要視していないから書かれていないのかと思いますが、具体的にどのような重みなのか描かれているとより好みです。"どっちつかずでハッキリとしない曇りという天気が不愉快だった。彼の足取りに落ち着きがないのには、この空の下を歩くと憂鬱な気分になってしまうからでもあった"語り(tell)的な部分ですね。前述した通りです。"急いでいることの直接的な原因は、ある人物との約束の時間に遅刻してしまいそうなことだ"この部分はやはり、時計をちらちらと見る様子があると、ぐっと来ます。わかりやすさ重視の作風でしょうか?読者層をお伺いさせてください。"結露で視界の悪くなった硝子窓から、微かに街灯の光が差す"具体的で大変良いです。"扉に鍵はかかっていない。通常、この学校の屋上に生徒が立ち入ることは禁止されているが、茉白が写真部の部長であるため、特別に屋上への自由な出入りを認められている。 顧問の山岸の了承を得て合鍵の所持が認められたのは、茉白が部長になった去年の秋頃だと言う"もしや……ラノベ的な書き方を目指しておられますか……?"冷えきったノブを回し、少し滑り悪いドアを引っ張るように開ける"やはり、具体的なものは大変良いです。"乱された前髪をいじり"おお……ここはさすがです。あなた様の以前のご返信はしっかりコピーを取っております。 "私の目的上、あなた様からの評価は必然的に低くなってしまうと思います"そうお考えでしたか。では、批評会へのご参加はどのような動機があったのでしょうか。このような機会があまりないことに起因していますか。"そのためには、情報を受け取る際に発生するストレスを抑えることが重要だと感じます。ですから、私は直接的で、より多くの人に伝わる文章を作り上げたいのです"それについては、最近私も挑んでおりまして、心強く感じます。であれば、私のような高負荷の読書を好む方へ、わずかばかりのフックがあるとどちらも喜ぶものになるでしょう。「子供作品を大人が見ると深いと感じる」ような、二重構造と呼ばれる作品形態です。いかがでしょうか。しかし困りましたね……この批評会は文字表現に言葉を費やすことが多いです。伝えやすいですからね。物語だけに着目するとなると、より高度な次元で話を進めることになってしまい、創作から話が逸れる可能性が高くなることが心配です。まず前提として、ラノベ的な評価軸だと読みやすい、すらすら読める、と言われる可能性が高いです。外部評価装置としての判断なので、私の感覚による直感的な評価ではないことには留意してくださいね。物語として評価するために、レトリックは評価基準から取り外し、show的語彙と構造、台詞のみに着目します。大変心苦しいですが、tell的語彙や構造は私に取って目眩しになってしまうのでご理解くださると、嬉しく思います……!そこですぐにわかったことがあります。台詞に関しては、tell構造がありません。そこで、改めて台詞以外を見てみると、全て台詞の説明であることがわかりました。あなた様の意図する台詞と私が受け取った台詞、それらが違わないかどうか確かめました。よかったです。全て一致していました。私の誤読の可能性は低いでしょう。どうかご安心ください。では、あなた様の意図するものが、この短い序盤で機能しているか検証しました。あなた様の意図を列挙していきます。"個人の願望として、逃げ癖や諦め癖のある人、他責思考をしてしまう人、自分のことが嫌いな人に届いて欲しい""それが完全に一致することは有り得ません""他者を理解することへの努力を諦めることが正しいとは言いたくありません""その相反するスタンスをそれぞれに担当してもらって、ぶつけている構図になっています"あなた様の意図する構造の範囲内においては、十分に機能しています。これから私が述べることは、構造を変化させる提案です。平らな道を歩くのに適している車輪で、でこぼこ道を走っている構造から、そのでこぼこ道に適した四つ足で走ることを提案するような、構造の変化です。まずは感情のカタルシスをもっとも大きく動かしたい場面ではtellを削ぎ落としてshowだけにすると没入感が高まるのは分かるでしょう。そこで読者の間口を広げつつも惹き込む作品にするためには、そのカタルシスを与えるためにその前段階でtellによる語りによって、後半のshowのtell(説明)を省けるようにすることです。前述した通り(心が読める私、という一般に当てはめられるか不明な前提ですが……)台詞を読むだけでも、tellの文は読まずとも直感できるようになっております。であれば、あとはshow的演出を出していくだけです。たとえば、人物に動き、仕草をさせる。ほかには、天気を変化させる、その人物を象徴する装飾品を描く、など、没入感を高める演出をする。これをより高度にしていくと、なぜその人物がそうあるのか、までたとえで挙げた外部装置によって意味することができます。(ただ高度であるだけに、うまく扱わねば一般読者が豆鉄砲を喰らったような顔になります。実際に、海外のギャング作品序盤で、一般人が皆殺しにされるシーンで「狩りを行うチーターの映像」が挿入され、私は改善の余地ありと頷いていたところ、一緒に見ていた人は意図もわからずぽかんとしていたことがあります)"顔をうずめたせいで、少しだけ熱い涙が力輝のシャツに滲む"今抜き出されたこのshow的描き方だけで心が一般読者へ伝わるよう、事前の場面でtellを用いて前振りし、ここぞという説明が一切省かれた見せ場でカタルシスを与える。そして1番の見せ場ではtellは一切使ってはならない、ということです。いかがでしょうかここまで。ご質問があれば、遠慮なくしてください。反論も問題ございません。おそらくその内容も私がすでに予測しているもの、あなた様の意図をしっかりと受け止めていることですので、明確に言葉として聞きたいときにおっしゃってください。ここまでをまとめると✳︎「似合わない」など主観語が誰のものか不明になる箇所がある✳︎ 薄暗い重み など漠然とした表現は「どんな重みか」を具体の動作・天候・小道具で見せた方が没入感が上がる✳︎ 台詞そのものは意図通り読めたが、周囲の文が「台詞の説明」ばかりなので、物語の山場では説明を削ぎ落し動作だけで感情を伝える構成に変える✳︎ 読みやすさ重視でも、行間を読み込む読者が楽しめる“裏のフック”を少し仕込むと層の違う読者双方が満足できるとなります。最後に、あなた様のお力になれていればこれ以上の喜びはないことを、強く、強くお伝えいたします……!
作者からの返信
返信ありがとうございます。いただいたお言葉にひとつずつ私の考えをお返しします。既に理解しておられることとは思いますが、私の作品や、この企画をとおして私が重要視していることについてお話しさせてください。まず、この企画のおまけにて私は「伝わらなければ意味が無い」という考えを残しました。これが企画の意味するところに深い意味で該当しているかどうかは分かりかねますが、この考えは、私にとってとても大切なものです。そのため、私は人に届いて、人がそれを理解したいと思ってくれるような作品を作り上げることを目標としています。約二年前の私は、自分の主観的な感想だけではその目標を達成することが極めて難しいと感じました。そこで、いくつかの批評、感想企画に参加し、本作品を評価してもらいました。他者からの視点て私の作品を受け取ってもらい、そこでどのような反応があるのかを知ることで、作品の強みや不足しているもの、削るべきものを見定めたかったのです。私の唯一の作品である「カワリモノマニアック」は他者からの視点によって、何度も作り替えられてきました。初めは稚拙で、語るでも見せるでもなく意図の不明瞭な文を羅列するだけであった本作品は、多くの人のお力によって随分マシな出来になっています。今回、あなた様のご企画に参加したのは、要項を確認した時点で、この人は作品を深く読んでくれる人なのではないかと直感したからです。多くの人に言葉を伝えるために、必要な何かをこの人からは盗めるのでは無いかと期待していたと言ってもいいと思います。おっしゃる通り、“ラノベ的な評価軸”では、高い評価を受けることが少なくなかったと感じています。しかし、それらは私の変化させたい様々な問題には触れることもないような、疎外感を感じるようなものばかりでした。私の作品がラノベ的な文体になっているのは、伝えたいという目的から生まれた結果に過ぎず、ラノベを書きたいという訳ではありません。ですから、それすらも無かったことにして、一から言葉を積み重ねることも覚悟してここに来ました。文を深く読まれる方に向けて、満足していただける魅力は未だ生み出せていないと思います。それは、私の目的とは違ったことが起きているということになります。そのため、何かしらのギミックを仕掛ける、また、語る部分と見せる部分を上手く使い分けて惹き付けるという提案は私にとってまさに、この批評会に参加した目的を達成したと言ってもいいほどありがたいお言葉なのです。私は分かりやすく、伝わりやすい文章を書くために、語ることに特化してきました。しかし、あなた様の言う、いいタイミングで見せる文章へと切り替える手法をどうにか取り入れたい思っています。より多くの人に伝わり、心を揺さぶる作品へと「カワリモノマニアック」を進化させるために、見せる文章に向き合うことにしました。この度は、とても貴重な視点とご意見を下さりありがとうございます。この先も作品を洗練していくための強いエネルギーと、勇気をこの批評会からは頂きました。いつか、「カワリモノマニアック」という作品の完成形で、あなた様の心へ感謝を届けられたらと思います。
第零章1 『きみのおかげ』への応援コメント
前提として、私はほぼ心が読めると言ってもいいほど人の機微を受け取ります。作者の意図すらほとんど拾うほどです。そのため、私はその部分が"ない"のではなく、"省かれた"結果ないように見えることに、高い評価をします。たとえば、感情や主観を表す語彙選択はなければないほどよく、行動や動きだけで表されるほど高い評価をしがちです。そこには、重々注意を払ってください。一般的な感覚ではないということです。
"幸村ゆきむら力輝りきはふと空を見上げて立ち止まった"
おや……語り部が変わるのですね。となると
"この季節には似合わない"
この"似合わない"ものは誰の主観なのか、大変気になるところではあります。語り部と物語の接続について関心が向く人は非常に少ないですが、私はそこを重要視する者のひとりです。どのような効果を期待してあなた様はこう書いていらっしゃいますか。
"薄暗い重みが蔓延している"
人物の心持ちを表す効果が発揮されています。どのような重みなのか、重要視していないから書かれていないのかと思いますが、具体的にどのような重みなのか描かれているとより好みです。
"どっちつかずでハッキリとしない曇りという天気が不愉快だった。彼の足取りに落ち着きがないのには、この空の下を歩くと憂鬱な気分になってしまうからでもあった"
語り(tell)的な部分ですね。前述した通りです。
"急いでいることの直接的な原因は、ある人物との約束の時間に遅刻してしまいそうなことだ"
この部分はやはり、時計をちらちらと見る様子があると、ぐっと来ます。わかりやすさ重視の作風でしょうか?読者層をお伺いさせてください。
"結露で視界の悪くなった硝子窓から、微かに街灯の光が差す"
具体的で大変良いです。
"扉に鍵はかかっていない。通常、この学校の屋上に生徒が立ち入ることは禁止されているが、茉白が写真部の部長であるため、特別に屋上への自由な出入りを認められている。
顧問の山岸の了承を得て合鍵の所持が認められたのは、茉白が部長になった去年の秋頃だと言う"
もしや……ラノベ的な書き方を目指しておられますか……?
"冷えきったノブを回し、少し滑り悪いドアを引っ張るように開ける"
やはり、具体的なものは大変良いです。
"乱された前髪をいじり"
おお……ここはさすがです。
あなた様の以前のご返信はしっかりコピーを取っております。
"私の目的上、あなた様からの評価は必然的に低くなってしまうと思います"
そうお考えでしたか。では、批評会へのご参加はどのような動機があったのでしょうか。このような機会があまりないことに起因していますか。
"そのためには、情報を受け取る際に発生するストレスを抑えることが重要だと感じます。ですから、私は直接的で、より多くの人に伝わる文章を作り上げたいのです"
それについては、最近私も挑んでおりまして、心強く感じます。であれば、私のような高負荷の読書を好む方へ、わずかばかりのフックがあるとどちらも喜ぶものになるでしょう。「子供作品を大人が見ると深いと感じる」ような、二重構造と呼ばれる作品形態です。いかがでしょうか。
しかし困りましたね……この批評会は文字表現に言葉を費やすことが多いです。伝えやすいですからね。
物語だけに着目するとなると、より高度な次元で話を進めることになってしまい、創作から話が逸れる可能性が高くなることが心配です。
まず前提として、ラノベ的な評価軸だと読みやすい、すらすら読める、と言われる可能性が高いです。外部評価装置としての判断なので、私の感覚による直感的な評価ではないことには留意してくださいね。
物語として評価するために、レトリックは評価基準から取り外し、show的語彙と構造、台詞のみに着目します。大変心苦しいですが、tell的語彙や構造は私に取って目眩しになってしまうのでご理解くださると、嬉しく思います……!
そこですぐにわかったことがあります。
台詞に関しては、tell構造がありません。
そこで、改めて台詞以外を見てみると、全て台詞の説明であることがわかりました。あなた様の意図する台詞と私が受け取った台詞、それらが違わないかどうか確かめました。よかったです。全て一致していました。私の誤読の可能性は低いでしょう。どうかご安心ください。
では、あなた様の意図するものが、この短い序盤で機能しているか検証しました。あなた様の意図を列挙していきます。
"個人の願望として、逃げ癖や諦め癖のある人、他責思考をしてしまう人、自分のことが嫌いな人に届いて欲しい"
"それが完全に一致することは有り得ません"
"他者を理解することへの努力を諦めることが正しいとは言いたくありません"
"その相反するスタンスをそれぞれに担当してもらって、ぶつけている構図になっています"
あなた様の意図する構造の範囲内においては、十分に機能しています。これから私が述べることは、構造を変化させる提案です。平らな道を歩くのに適している車輪で、でこぼこ道を走っている構造から、そのでこぼこ道に適した四つ足で走ることを提案するような、構造の変化です。
まずは感情のカタルシスをもっとも大きく動かしたい場面ではtellを削ぎ落としてshowだけにすると没入感が高まるのは分かるでしょう。そこで読者の間口を広げつつも惹き込む作品にするためには、そのカタルシスを与えるためにその前段階でtellによる語りによって、後半のshowのtell(説明)を省けるようにすることです。
前述した通り(心が読める私、という一般に当てはめられるか不明な前提ですが……)台詞を読むだけでも、tellの文は読まずとも直感できるようになっております。であれば、あとはshow的演出を出していくだけです。たとえば、人物に動き、仕草をさせる。ほかには、天気を変化させる、その人物を象徴する装飾品を描く、など、没入感を高める演出をする。これをより高度にしていくと、なぜその人物がそうあるのか、までたとえで挙げた外部装置によって意味することができます。(ただ高度であるだけに、うまく扱わねば一般読者が豆鉄砲を喰らったような顔になります。実際に、海外のギャング作品序盤で、一般人が皆殺しにされるシーンで「狩りを行うチーターの映像」が挿入され、私は改善の余地ありと頷いていたところ、一緒に見ていた人は意図もわからずぽかんとしていたことがあります)
"顔をうずめたせいで、少しだけ熱い涙が力輝のシャツに滲む"
今抜き出されたこのshow的描き方だけで心が一般読者へ伝わるよう、事前の場面でtellを用いて前振りし、ここぞという説明が一切省かれた見せ場でカタルシスを与える。そして1番の見せ場ではtellは一切使ってはならない、ということです。
いかがでしょうかここまで。
ご質問があれば、遠慮なくしてください。
反論も問題ございません。おそらくその内容も私がすでに予測しているもの、あなた様の意図をしっかりと受け止めていることですので、明確に言葉として聞きたいときにおっしゃってください。
ここまでをまとめると
✳︎「似合わない」など主観語が誰のものか不明になる箇所がある
✳︎ 薄暗い重み など漠然とした表現は「どんな重みか」を具体の動作・天候・小道具で見せた方が没入感が上がる
✳︎ 台詞そのものは意図通り読めたが、周囲の文が「台詞の説明」ばかりなので、物語の山場では説明を削ぎ落し動作だけで感情を伝える構成に変える
✳︎ 読みやすさ重視でも、行間を読み込む読者が楽しめる“裏のフック”を少し仕込むと層の違う読者双方が満足できる
となります。
最後に、あなた様のお力になれていればこれ以上の喜びはないことを、強く、強くお伝えいたします……!
作者からの返信
返信ありがとうございます。いただいたお言葉にひとつずつ私の考えをお返しします。
既に理解しておられることとは思いますが、私の作品や、この企画をとおして私が重要視していることについてお話しさせてください。
まず、この企画のおまけにて私は「伝わらなければ意味が無い」という考えを残しました。これが企画の意味するところに深い意味で該当しているかどうかは分かりかねますが、この考えは、私にとってとても大切なものです。
そのため、私は人に届いて、人がそれを理解したいと思ってくれるような作品を作り上げることを目標としています。
約二年前の私は、自分の主観的な感想だけではその目標を達成することが極めて難しいと感じました。
そこで、いくつかの批評、感想企画に参加し、本作品を評価してもらいました。他者からの視点て私の作品を受け取ってもらい、そこでどのような反応があるのかを知ることで、作品の強みや不足しているもの、削るべきものを見定めたかったのです。
私の唯一の作品である「カワリモノマニアック」は他者からの視点によって、何度も作り替えられてきました。初めは稚拙で、語るでも見せるでもなく意図の不明瞭な文を羅列するだけであった本作品は、多くの人のお力によって随分マシな出来になっています。
今回、あなた様のご企画に参加したのは、要項を確認した時点で、この人は作品を深く読んでくれる人なのではないかと直感したからです。
多くの人に言葉を伝えるために、必要な何かをこの人からは盗めるのでは無いかと期待していたと言ってもいいと思います。
おっしゃる通り、“ラノベ的な評価軸”では、高い評価を受けることが少なくなかったと感じています。しかし、それらは私の変化させたい様々な問題には触れることもないような、疎外感を感じるようなものばかりでした。
私の作品がラノベ的な文体になっているのは、伝えたいという目的から生まれた結果に過ぎず、ラノベを書きたいという訳ではありません。
ですから、それすらも無かったことにして、一から言葉を積み重ねることも覚悟してここに来ました。
文を深く読まれる方に向けて、満足していただける魅力は未だ生み出せていないと思います。それは、私の目的とは違ったことが起きているということになります。
そのため、何かしらのギミックを仕掛ける、また、語る部分と見せる部分を上手く使い分けて惹き付けるという提案は私にとってまさに、この批評会に参加した目的を達成したと言ってもいいほどありがたいお言葉なのです。
私は分かりやすく、伝わりやすい文章を書くために、語ることに特化してきました。
しかし、あなた様の言う、いいタイミングで見せる文章へと切り替える手法をどうにか取り入れたい思っています。
より多くの人に伝わり、心を揺さぶる作品へと「カワリモノマニアック」を進化させるために、見せる文章に向き合うことにしました。
この度は、とても貴重な視点とご意見を下さりありがとうございます。この先も作品を洗練していくための強いエネルギーと、勇気をこの批評会からは頂きました。いつか、「カワリモノマニアック」という作品の完成形で、あなた様の心へ感謝を届けられたらと思います。