ハルヒは私の原点です!
――『涼宮ハルヒ』シリーズでお好きなエピソードは何ですか?
えなこ:「笹の葉ラプソディ」がすごく好きです。中学3年生の七夕に、そのころできたオタク友達といっしょに教室で大盛り上がりしてました。あのエピソードは、3年前のハルヒに会いに行くっていう突拍子もないストーリーなんですけど、グラウンドにメッセージを書いたり、いろいろな伏線が張り巡らされていて、作品の世界にめちゃめちゃ引き込まれてしまいました。いまでも、七夕になると、毎年『涼宮ハルヒ』シリーズのことを思い出します。あのとき、オタク友達とめちゃくちゃはしゃいでいたなーって。
――学生時代の懐かしい思い出のひとつになっているんですね。そういうファン活動で印象に残っていることはありますか。
えなこ:私は当時、オタクっていうことは両親に内緒にしていたんです。だから『涼宮ハルヒ』シリーズのことが好きになっても、親にわからないように隠していたんですね。ハルヒのフィギュアが欲しかったんですけど、買いに行くときも親にはいわないで、家に帰ったらフィギュアを分解して、ペンケースの中に隠して大事に保管していました。そうやってフィギュアを頑張って集めてましたね。
――当時、コスプレ活動は始めていたのですか?
えなこ:コスプレをしはじめたのは中学2年生くらいからなんですが、最初のコスプレがハルヒでした。
――そうだったんですね!
えなこ:ハルヒの制服のコスプレをしました。当時はコミケ(コミックマーケット)というイベントがあることもしらなくて。とにかくコスプレがしたいなと思って、ハルヒの制服を用意して、自分の部屋で着替えて、鏡の前でポーズをとって。「はあ、ハルヒと同じ制服だ……」と満足して終わりました。
――『涼宮ハルヒ』シリーズは、えなこさんがコスプレを始めるきっかけとなった作品だったんですね。
えなこ:そうです。ハルヒは私のコスプレの原点です! でも、そのころは自撮り文化もなかったし、私もカメラを持っていなかったので、写真を撮ってなくて。それだけがちょっと心残りですね。
――ファーストコスプレの記録は残念ながら残っていないんですね。
えなこ:私はコスプレイヤーとしての活動を始めて15年くらいになるんですけど、中学生のときにハルヒと出会っていなかったら、オタクになっていたかどうかもわからない。もしハルヒを知らなかったら、全く別の人生を歩んでいた可能性が高いと思うんです。だから、本当に今の私を作ってくれたのはハルヒのおかげですね。
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