涼宮ハルヒ×カクヨムネクスト企画 特別アンバサダー「えなこ」独占インタビュー!

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『涼宮ハルヒ』は私の人生を変えてくれた作品でした


「涼宮ハルヒ」シリーズより、涼宮ハルヒ


――このたびはコスプレイヤーのえなこさんに『涼宮ハルヒ』シリーズのヒロイン・涼宮ハルヒのコスプレをお願いしました! えなこさんはかなり熱狂的な『涼宮ハルヒ』シリーズのファンと伺っています。あらためて、えなこさんと『涼宮ハルヒ』シリーズの出会いをお聞かせください。


えなこ:中学生のころにアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年)を見たんです。それが出会いですね。それ以前は『プリキュア』シリーズのような女児向けアニメを年相応に見ていたくらいで、いわゆる深夜アニメについては何も知らなかったんです。どうしてアニメ『涼宮ハルヒ』を見たのかは思い出せないんですけど、当時はいわゆるオタク友達もいなかったので、たぶん偶然見たんだと思います。最初は、何だこのアニメ! と衝撃が走った感じがありました。そこからどんどんオタクになっていって、コスプレ文化も知った。『涼宮ハルヒ』は私の人生を変えてくれた作品でした。



――『涼宮ハルヒ』シリーズのどんなところに魅力を感じたのでしょうか。


えなこ:ハルヒたちは高校生ですよね。当時、私は中学生だったので、高校生に対しての憧れがあったんですよ。キラキラした高校生活ってこんな感じなのかな、こんなに楽しいのかな、こんなに自由なのかなって。そういう高校生活への期待感も乗っかって「私も高校生になったらSOS団を作るんだ」という気持ちになっていました。「ハルヒの自己紹介」にも感化されてしまって、私もこんなことを言ったら何か変わるかなって。とにかく中学生の多感な時期に、とんでもない影響を受けました。



――聞くところによると、えなこさんは高校入学時に「ハルヒの自己紹介」をしたとか。


えなこ:はい! やりました(笑)。「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」って(笑)。実は、私が通っていた高校も、坂の上にあったんですよ。そういうところも『涼宮ハルヒ』ぽいなと思ってました。



――「春だってのに大汗をかきながら延々と続く坂道を登りつつ手軽なハイキング気分をいやいや満喫している最中であった。これから三年間も毎日こんな山登りを朝っぱらからせにゃならんのかと思うと暗澹たる気分になるのだが」と『涼宮ハルヒの憂鬱』では坂の上にある高校を主人公キョンのモノローグで描写しています。そんな坂のある高校に、えなこさんも通っていたんですね。


えなこ:私は愛知出身だったので、北高じゃなかったのは残念でしたけど(笑)。それで高校に入って、そこで最初にやったのがSOS団を作ることでした。



――S:世界を、O:大いに盛り上げる為の、S:涼宮ハルヒの団の愛知支部を結成されたということですね!?


えなこ:サークル活動としてSOS団を作ろうと思ったんです。いちおうサークルを作れるだけの最低人数を集めたんですけど、でも、活動目的とかサークルを作る意味がわからないと言われてしまって。すみませんという感じで、サークルとして認めてもらえなかったんです。



――最低人数は集まったんですか?


えなこ:そのころはアニメ『けいおん!』(2009年)が流行っていて、オタク友達がけっこういたんです。それでオタク友達が何人か集まってくれて。残念ながら、そのメンバーの中には宇宙人も未来人も異世界人も超能力者もいませんでした。それで高校生ってこんなもんかって。小説やアニメと現実は違うなって。現実に直面した瞬間でしたね。

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