第2話 爆速浦島太郎

 浦島太郎が浜を歩いてたら子供たちが亀をいじめてたけど、声かけて止めるとか面倒だから全裸で雄叫びを挙げつつ手足を出鱈目に動かしながら突進したら子供たちは逃げて行った。

 亀も海のほうへ逃げたのでそのまま追いかけたら当然自分も海中に沈んだが、何故か呼吸はできてたので亀に追いついて跨った。浦島太郎の突進の勢いも手伝ったため、竜宮城には2分で到着。

 勢いを殺さぬまま宮殿に突入。なんかエロい踊りを横目に捉えながら乙姫(笑)の持つ匣を奪取しつつ、亀から離脱。離脱時に亀から奪った運動量を殺さぬまま地上に生還。着地と同時に匣を紐解き、噴出した煙を浴びて老化。

 浦島太郎はその事実を認識すると瞬時に鶴化、彼方へと飛び去った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る