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最初はただの文字としか思ってなかった。

感想めいた、物語性のあるようなポエムみたいな文字を書ける人なんだなとしか思えてなかった。


だけど、色々なその文字を見る度に、聞く度にだんだんと書かれた文字の深さに虜になって、気がつけば小説があるのならば読んでみたいとまで思うようになっていた。


 前のページでも言ったみたいに会ったことないのに、その人の表れである小説を読むなんて叶うわけないと半ば諦めで頼んでみたんだ。どうやって頼んだかって気になるかい?

それはまた今度の話で話そうか。


 最初は隠そうとしていたのかな。あんまり見せたがらなくて、やっぱり俺だと無理か。と、諦めてしまっていた。

だが、その場にいた友達のおかげでせいで

俺はその小説にたどり着くことが出来た。


小説を読んだ時にやっぱりこれだと。

俺はこの文字を求めていたと。

この文字からしか得られない栄養があると。

全ての小説を1日で3回ほど読み返した。


なんど読み返しても脳内の世界はどんどんと色付いて、見返す度に脳内の世界で色々と考察して、色付いていた世界が薄暗くなる

そんな文字がやっぱり大好きだった。

いや。大好きだ。

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