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“私はかわいいですか?”


「…かわ、いんじゃねぇ?

俺のクラスの奴らが高嶺だってよくきく」



お前、D組だろうが

俺のクラスってなんだ



「あっこのことヒロには…」


いいませんよ。別に




“私はかわいいですか?”



「…。まぁ…いいほうだと…」


ジブンにみつめられて、固い表情から羞恥がみえる



“ー…私、かわいい?”



「しらね」



即答か。人選ミスった




“かわいいですか?”



「自分で可愛いと思うなら、可愛いんじゃない?」



バカにしてる言い方ムカつく



“あっあんたにもききたい

ウチって可愛い?”



「俺、コウ以外の女の子可愛いと思わない。

あ、でも、ランカはちゃんと可愛いと思ってるよ。ははっいっつもとぼけた顔して……かわいい、かわいい」



恋人なんだから一番にいえばいいものの

ランカはコイツの何処に惚れたんだか…




「…ナーツキ、何はなしてんのー?」


…シュウ


「あーいま、可愛いかどうかって話をね

シュウはどう思う?」


「なにその話。当然ナツはかわいいよ。美人だし、性格も…全部かわいい」



赤茶色の髪をゆるくパーマをかけて、グレーの学ランのなかからみせる黒のTシャツ


制服だけど、スタイルのよさが際立つ


端正な顔立ちにはにかむ姿に今まで何人が落ちたかは数えられない



そんなシュウにいわれて、一番うれしい



「…そこまで、いわなくても」


そして、続ける


“女の子はみーんなかわいい。ブスな子なんていないいない”



女の子全員が同じ顔に見えている

シュウはジブンが特別かわいいわけではない



ー…いつになったら、ジブンだけをみてくれる?





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