第210話
口の中をもぐもぐさせてると
ハヤトくんとまた目が合った
「·····」
ハヤトくんは意地悪く微笑んで
(食うのおそ)
そう言ってるようだった
ごくんと飲み込んで
「マユちゃん·····」
「ランカ·····」
私とマユちゃんはトイレへ向かった
トイレの中で
「どうしようマユちゃんニンニクたべちゃった!」
「うちだってだよ!たっぷりとニンニクをいれたよ」
「ど、どうしよう」
「まてまて、一緒にいくとは言ってない」
「だ、だよね!平気だよね」
「「·····」」
「·····うがいしよ」
「·····うん!」
たっぷりとうがいをして席へ戻って行った
「おまたせー」
「マユ、ランランおかえりー」
「声でけーよ、聞こえてるって」
「あははっ今更きにしないよー」
「ははっニンニクいれたんだー」
「う、うるさい!」
「キスでもする予定かよ」
「うっ」
タクトの一言にグサッとささる
予定なんてないけど、あるわけないけど
ニンニクいれてうがいせずにいられるか
恥ずかしくなってハヤトくんの顔なんてみられない
「お会計しよ」
ミヤビの一言を合図に会計をはじめ
みんないっしょに店をでるはめに
「「「ごちそーさまでしたー」」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます