REroad 怒灯の扁②完

第169話

「ん？」

「前、とっかけひっかえしてた時あってさ

全部続かなくて·····でも、すぐ好きになって

飽きられて捨てられるんだ」

「えっ意外すぎる」

「1番続いたの3ヶ月」

「はやいな·····」

私なんて中学では1人いたけど

手を繋いで帰ってから話さなくなったから

あれは彼氏いたといっていーのかな

いや、つづいてんのか·····？

「浮気されてたんだけどねー」

「う、うわき!?」

「浮気してたやつがシュウ

アイツと仲良いやつね」

シュウ？

あの？

びっくり

そんな人だったんだ·····

「それっきり男嫌いになっちゃって·····

うち、女の子の方が好きなんかもって思う時もある」

「それは女の子がよくなるよ····」

友達といたほうが楽しいし

「まーでも、

女の子とキスしたいとかはおもわないけどねー

ダチといるときが楽しいって思ってる

だから、ランランと仲良くなれてうれしいのだよ」

「ヒロちゃん」

「ちなみに、いってなかったけど

なっつんが浮気相手」

「え、な、なっつん？」

「ミヤビの元彼がリンカなんだよー」

「え、え、え？」

「学校では滅多に話さなかったし

気づかないよねー」

「なっつんとシュウは同中で中学の頃から

つきあってたっぽいから

ウチが浮気相手になんのかなー

でも、シュウってなっつんとうち以外に女いてさ

そんときは5人くらい同時にいたんじゃないかなー」

「シュウくん·····最低」

「そそ、今はなっつんとはちょー仲良いから

心配しなくていーよ

たまにその話で盛り上がるし」

「はは」

「ミヤビも吹っ切れてるよ

たしか今は別にいるはずだし

あんま恋愛話ミヤビしないからなー」

「たしかに」

「だからさ、何が言いたいのかというと

辛かった時期もあるけど

ダチのおかげで乗り越えられたし

ランランにはウチらがついてる

だから、そのうち今も笑い話になるはず！」