第12話

うそうそうそ

目の前に、目の前にいる


近くで見るとまつげながい。肌白い。目の横の擦り傷までよくみえる


「あー神崎兄弟のハヤトくんだ」


マユちゃんがハヤトくんに声をかける


マユちゃんのコミュ力に圧倒

私なんて声もでないっていうのに


「あーうん、そうだよ。よく知ってんね」



「そりゃあね。喧嘩を毎日してるからみたくなくても目がいくって」


「ははっうん、あれは朝の体操みたいな」


喧嘩が朝の体操だなんて·····

知ってますよ

前通り過ぎた時言ってるの聞いた!



「んで、何話してたんだよーあっケイトのオンナ?」


「んなわけねーよ。中学の同級生

こいつと付き合うとか…ないない

エビマヨっていうんだ」


「ちがいますー名前はマユ」

「エビマヨ?」


「あだ名だよ

エビに似てね?だからエビマヨ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る