「泣いているの？」

「何かあったの？」

言えない…

この気持ちは簡単に口にはできないんだ

でも、どうか見放さないで

ただそっとそばで見守っていてほしい

わがままでごめん

もう少し、もう少しだけ時間が必要なんだ

ただ今は何も見たくないし、何も聞きたくない

耳をふさいで目を閉じて、ただ深く深く眠りたいんだ

「分かってるよ、大丈夫」

そんな時だって長い人生の中で少しくらいはあるもの

だから少し立ち止まって休む時間も必要なんだ

どうかゆっくり休んでください

どうか無理をしないでください

いつかは傷も癒えて涙も乾く時がくるから

その時には少しずつ前を向いて

強くなんてならなくてもいいから

自分自身が一番大事なことを知ってください

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい