やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 V.3.2

@MasatoHiraguri

第1話 今までは人の事だと思うたが俺が死ぬとはこりゃたまらん。 (蜀山人)

しかし、私は20年前「インディアンの言葉」という本を読んで以来、「死ぬ」のではなく「位相が変わる」という考えに興味を持つようになりました。

そのせいか、還暦を迎えた2017年の欧州旅行、長距離バスの中で知りあったチリ人の女の子(キリスト教徒)から聞いた「reincarnation」という話を、すんなり受け入れてしまいました(彼女が可愛かったからではない)。そして、互いに笑顔で「来世でまた会おう」といってハグ(欧米式の挨拶)して別れたのです。

2024年の今までは「本当に会えるのかな?」という程度だったのですが、つい最近、イスラム教徒の祈りの精神(五体投地)をこの目で見てからは、「必ず会える」という確信に変わってきました。

イスラム教徒になったわけではありません。子供の時から大自然の中で育った期間が長く、5~41歳まで6年間だけ「期間限定仏教坊主」をやっただけなので、太陽や月に象徴される神的な世界の方に、どうしても惹かれてしまうようです。

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