発狂した時に読むと落ち着く文章
久々にやってきた感覚。
震えの止まらない指先、肩。
ひ、
あ、
から、だから、
肩のところまでで満足だなんて、
もっと以前から虫と仲良くなっていれば
よくあるんですよねこういうこと、傷口を抉るのが楽しくなってしまって、にこやかな笑顔、もっと早く気がつくべきだった、あの瞬間に震えが震え震え震え止まらない助けて、木の扉は強く打ちつけられて、彼の視線を私のどうしようもない捉えていた、見ていない、まだこれからたくさんいいことがあるから早く死んだ方が心が安定しているので来る日も来る日も汗を流したし安定した収入を得ることが出来ないんですよね、首、言葉にはなるけれど舌は回らずに、胸元を締め上げられるような感覚、視界は既に朦朧としていた。視界は既に朦朧としていた。視界は既に朦朧としていた。私は正常です。楽しいものから愉快なものまでなんでも揃っているので、まだまだこれからだと思うことが出来ているし、これからこれからこれから頑張って、まだ私は大丈夫ですよ、楽しい、わからないだろうけど私は幸せなんだ、疲れてしまった。
私はいつも彼を好きです。
私は明日は平和な一日でした。
喉の奥から込み上げてくるものは悲しみなんかじゃありませんでした。ただ苦しいだけでした。もう関わりたくないのです、二度と行きたくない、帰らせて、会わせてお願い、
そこでちょうど目覚まし時計が鳴る。我に返る。
でもイケメンの名前を真っ先に覚えようと頑張るんですが、覚えられないのでもうだからお願いします。
死ねればいい。存在を揉みくちゃにしてしまえればきっと綺麗な快楽を味わえる。
ただ自分を目茶苦茶にすることこそ、至上の悦び。
その身を投じる。一時だけ満たされる、破滅願望。
幸福の絶頂に、ふと我に帰ってしまう。
うつ。もうなんか色々どうでも良いや。面倒くさくて馬鹿らしい。何もかもから解放されて自由になりたい。
私は一人でここにいる。それこそが私の全て。
あらゆる存在は私と無関係に生きていて、その無関係性は永遠で、1人で生きる私はあらゆる感情を持たない。
もしくは、あらゆる感情を自分のためだけに持つ。
私以外の全ての存在は私に関係することは出来ない。
私は一人でいることが一番安全だ。
私に関わることは誰にもできない。
無の感情。音が軽やかに脳へと送り込まれる。私の神経は細胞は全てクリーンに消化されていく。
あの人たちはどうして性別を隠しているの?自分の性別にコンプレックスがあるの?
もうあの感覚は味わえない。めまいと高揚感でニタニタと笑いが止まらず、ただ殺して欲しいと願うような恐ろしくも愛おしいあの感覚はもう今は戻らない。私は正常です。私は正常になってしまったんです。私は正常なんですよ。正常なんです。
一つの呼吸音。ただそこにあるだけの存在となり、息をするだけの肉塊となり、意志を持たず、思想を持たず、そうしていられるなら私はきっと人間として緩やかに死を迎えることが出来ました。
しかしそれは、人間では無い私には不可能でした。
存在として居続けることが苦痛なのです。
書けない。
書けない。
書けない。
何も書けない。
書けない。
書きたいのに、書きたいこともあるのに、良いことも悪いことも全て、書くことが出来ないのです。
書いてしまっては、私が書くことの出来る人間であると、そういう存在であると、肯定されてしまいます。
ギリギリと首筋を締め付けるその指先が、私の生命線でした。
「正しくいよう」としてしまったことがそもそもの間違いなのではないかとすら思え、つくづく私は私を肯定出来ないのだと感じました。
存在になりたい。存在でいたい。存在したくない。
存在したくない。私は存在しません。私は存在しません。
私を肯定する存在すら、私は肯定されることすら、私は否定を好み、私は、死にたいのではなく、ただ存在になりたくないだけなのです。
存在してはいけない存在が、存在を肯定される苦痛を、どうして、もう嫌だ、助けて、嫌だ。
私は存在しません。
苦しい。
苦しい。
死を希求するのは結果論であります。存在しないことが、存在を否定されることが、唯一の私の救いなのです。肯定の言葉は、私が存在することの肯定と同義であり、それは悪です。なぜならば、私は存在してはいけないからです。
死にたい。
本当に死にたいのではありません。存在していたくないだけなのです。
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