心配

第24話

「奈緒っ!」



静かな公園に響いた大きな声。



その声に驚きながら公園の入口の方を見れば、少し怒ったような顔をした晴也がいた。



「えっ!?なんでここにいるって…」


「お前の家の横の公園だぞ?俺の家からこの場所が見えないわけねぇだろ。一週間前からずっと知ってたよ」



髪をかきあげながら近づいてくる晴也。



驚いている私に苛立たしげにそう言うと、私の座っているブランコの前に立った。



知ってたって…

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