第18話

うーんと唸りながら両手で顔を覆うと、ピロンッと通知音が鳴った。



「……」



これは絶対に晴也からの。



内容もいつもと変わらないものだろう。



お母さんが心配してるから家に帰れって催促に違いない。



私のお母さんは、私の帰りが遅くなったりして心配になると、必ず晴也に連絡するんだ。



今日もいつものように〈うん〉とだけ返そう。



そう思いながらLINEを開いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る