第7話
そして気がつけば放課後になっている。
晴也は一度私のクラスに顔を出してから部活に向かう。
これも昔からだ。
晴也が部活に行って20分くらい経つと、教室には私ひとりだけとなる。
今日は大好きな曲を聴きながらお菓子でも食べてよう、そう決めてイヤホンを耳にはめる。
そして今一番お気に入りのプレイリストをシャッフルで再生した。
いつもなら、曲を聴きながらすぐ鼻歌なんか歌っちゃうのに、シャッフルされた曲が流れた瞬間、
『…やめてもらえませんか?』
つい一週間前の出来事が頭を過った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます