第6話 パトカーに乗るとしゆき君
「そのお巡りさんは、僕が小さい頃よく遊んでくれた近所のお兄さんなんです。その頃は中学生くらいでしたが、警官になったんです」
そうなんだ、と頷きます。
「僕が、七時五分の快速に乗りたいんですって言ったら、そのお兄さんが、よし乗れって言って、駅まで僕をパトカーに乗せて猛スピードで送ってくれたんです」
警官がそんな事して良いのかな、と疑問が湧きます。
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