第五十八話 「エッチは一方だけ気持ち良いんじゃダメだ!……二人で気持ち好くならんとな♡」「すごーっ!……お殿さまって、えっちなだけじゃなく、きょーよーもあるんだ!」「おいっ!?」

 そこで、何故か、全員が全員『TOHOKOとおこ』の(多分)新作をしてくる。

 剥きだしの胸を揉みあげたり、腰をくねらせて下草をなびかせたり、終いには〝I字バランス〟で剥きだしの【箇所】を魅せつけてくる強者つわものまで(笑)。

「……そうだわ、先ほどお返し戴いた『名札』でお殿さまに選んで戴きましょう」

 そして、裏返した『名札』から選ばれた二人目は ――


水樹みずき 瑞穂みずほですぅ♡……う、嬉しいで~すぅ♡……先生の作品は同人誌も全部買いましたあっ♡」

 先ほど〝I字バランス〟で剥きだしの【箇所】を魅せつけてアピってきた強者つわものさんでした(笑)。



「センセ、あたし《処女》じゃないけど可愛がってくれます?」


「当たり前だ♡」

「センセ、優しー♡」

 そう言って瑞穂が抱きついてきた。


 ―― うん、90センチGカップだな?


「なんで判るんですか?」

(えっ?…声にでてた?)

「長年のオッパイ観察歴の成果、かな?」

「センセ…じゃなかった、お殿さま?」

「無理にそう呼ばなくても良いぞ」


 ―― って、言うか……それ、恥ずいんだが!?


「だって、お殿さまの〝ハーレム〟に入りたいモン♡」


「オッパイの大きい美少女は無条件で参加できるぞ(笑)」


「嬉ひい…(あむ、むちょ)…あはひあたし…(れりゅ、える)…ひっはひいっぱい…(むりゅ、れりゅ)…ほほふひごほうし…あふ、はむ…ふるへするね♡」


 早速、ぱっくん、してくる瑞穂が可愛いしかない♡


「でも、それは違うぞ、瑞穂…」

「ふぇ?」

「エッチは一方だけ気持ち良いんじゃダメだ!……二人で気持ち好くならんとな♡」


「すごーっ!……お殿さまって、えっちなだけじゃなく、きょーよーもあるんだ!」


「おいっ!?」


 ―― いや、まあ、なんだ、その(今まで俺の周りに居なかったタイプだな(笑))


「お殿さまあ、もお、入れても、良い?」

「いや、まだ瑞穂を可愛がってないぞ?」

「うふふぅ♡……お殿さまのをおしゃぶりしてたら、もうこんなにぃ(笑)」


 瑞穂が立ちあがって俺を跨ぎ、くぱあ、して見せた。


 ―― と、つう~~~~~っ、と準備ができた証が俺の上に(笑)


「きゃ!?……はずいぃ!?」


「良いぞ、こい♡」

 俺は瑞穂の手を引いてのだった。


 ―― それからは、瑞穂の独壇場だった(笑)


 若くても経験豊富な女子も悪くない。

 まあ、おばn…いや歳上のプロフェッショナルな方に奉仕して貰うのは、勿論、気持ちいが……

 瑞穂のような同い年の女子からの責めも悪くない。いや、愉しい♡


 だから、メインの運動は瑞穂に任せて、俺は目の前で揺れる90センチGカップにアタックを掛けた。

 意外と気に入ったのか、瑞穂が身体を倒して更なるアタックを求めてきた。

 ついでに目の前で荒い息を吐く唇も奪おうとしたら、手で止められた。


「えっ!?……俺とキスするの嫌なの?」

「ち、違いますぅ!……して欲しいけどぅ、さっきお殿さまおしゃぶりしてから口ゆすいでないから…」

「何だそんなコト!」


 俺は瑞穂の首に腕を廻して唇を奪った。


 ―― はふっ、れりゅ、えりゅ…ん、んぅ…ちゅぴ、ちゅる…あ、はふっ…ぢゅずずっ、じゅぶぶぅ…ちゅぽんっ♡


 少し厚めの下唇と卑猥に蠢く舌をしゃぶり、吸い立てた。


「お殿さま、嫌じゃないの?」

「俺をしゃぶってくれた唇の、どこが嫌なんだよ?」

「今までのオトコはみんな嫌がった…よ?」

「そんな詰まらん男には二度と会うな!」


「はい、お殿さまのそばにずっといる♡」

「てか、瑞穂は俺のハーレムに入るんだろ?」

「うん、どこにあるの?」

「はて、どこにあるんだ?」


 ―― ウチは狭いし……ぷりぷりのトコも一杯だよな?

 と、思っていたら萌葱から意外な報告が。


「お殿さまのハーレムは、現在お住みのマンションの他の階…と申しますか、ビル全てを買い取るべく進めております」


「えっ!?……そうなの?」


「どの階をどこのグループが使うかで少々揉めておりまして…」

「と、言うことは……貴堂院コンツェルンも出資してるんだ?」


「あたし、お殿さまの隣の部屋が良い♡」


「残念ながら、それは無理かと(笑)」


 ―― だよね(笑)


「でも、お殿さまと同じトコに住めるなら、良い♡」


 それで再び情動に点火した瑞穂に、たっぷり、絞りとられました……やれ、やれ(笑)。


 ―― 瑞穂が満足してマットを降りると、さっきの法被&褌少女が湯殿に案内するようだ。

 と、思ったら一方が俺に寄ってきて言った。


「お殿さま、お掃除します!」


 まあ、何の掃除か訊くまでもないのでお願いした。

 マットに胡座あぐらをかいて坐る俺の前に、ちょこん、と四つん這いになって舐めてくれる。

 可愛い(笑)。


 その後ろから萌葱が『名札選び』を求めてきて、三人目が決まった。

 俺はお掃除してくれていた法被少女に礼を言って、ついでに唇を奪った。

 ちょっと嬉しそうだ。可愛い。



 ―― そんな感じで、三人目、四人目、五人目と進んで……


 都度、二人の法被少女が交代で『お掃除』してくれているようなのだが、双子らしく全く同じ顔なので区別がつかない。


 ―― そう言えばこの子らのボスの金髪美女と秋は戻って来ないがどうしたのか?

 秋に『TOHOKOとおこ』の新作をプレゼントするとか言ってたが?


 ―― 千國せんごくちゑりちえりローランドろーらんど

 推定スリーサイズ:99(Hカップ)・59・97。

 『貴堂院女学苑』短期大学部二回生。イギリス人の父(日本の戦国時代にかぶれている)と日本人の母とのハーフ。

 長い金髪を華やかな縦ロールにした女神の如きプロポーションの持ち主である。

 董子とうこ菁子せいこという双子の専属メイドがいる( ← 法被少女だ )。



            【つづく】

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