第18話 実は強かった宝石職人

私はこれまで、沢山の宝石を磨き続けてきた。だからこそ分かる。この少年はまだ輝くことができると。彼の削りはまだ粗い。まだ磨ける。若いうちは大抵そんなものだ。私も昔はよく怒られたよ。だからこそ分かる。仕上げは年配に任せてほしい。皆でひとつの宝石を作る大切さを知った今なら、君は私の手を取るしかあるまいて。

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