ある一枚の絵 #6

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先程の電話ありがとうございました。

簡潔にまとめ上げると、

彼は昭和63年にあの絵画教室に通い始め、

絵を学び始めた。

彼を変えてしまった出来事は二つ。

友人を崖から落とし、その友人の骸を見て、

血というものに興味を持ち始める。

その後、見ず知らずの男女を鎌で惨殺し、

その血をバケツに摂れるだけ回収したあと、

山の麓の男性の家の庭で描いた。

それを目撃した男性は、 

彼にこの絵を家に隠してくれと頼み込む。

刃物を持っていたのでそれに応じる。

その後、彼の彼女は事件を知り自殺。

追って彼も自殺ということですよね。

なんとも胸糞が悪い事件です。

本当は呪いなんて籠っていないん

じゃないですか?ただ変な絵ってことで。

でも血の赤ですもんね。

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