地獄の底の絵

雛形 絢尊

ある一枚の絵 #1

















あなたはこれからとある一枚の絵を

ご覧いただくことになる。

それを見た後にどう思うか、どう捉えるのかは

読み手のあなた次第である。









この絵はある山の麓に住む老人が

生前所持していた絵だ。

何も思わず老人はその絵を卸した。

どこでその絵を見つけたのかは未だ不明だ。










それからと言うものの、

老人の身の回りでは不可解なことが起きた。

その挙げ句、

老人である彼も首を吊って亡くなった。








それを見た後にあなたはどう思うか、

ではなく、どう思わざるを得ないのか。








































この絵は恐らく、

平成初期に描かれたものである。

水彩絵の具で描かれたものだ。

彼は晩年、

この絵だけに時間を費やしたそうだ。

分かっていることは以上。

















筆者のノートに画像を添付した

ファイルを送信した。

ご確認いただきたい。


それではノートへ。










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