　吉野家、松屋、すき家の大手牛丼チェーン店が大きな値引きを期間限定で始め、とても好評らしく、すき家は期間の延長をした。私もその恩恵に預かり、とても満足した。

　このことを思いながら昔を振り返ってみると、27、8年ほど前のマクドナルドの「レタスバーガー」を思い出した。当時は「100円マック」なども無く、ハンバーガーが200円位した記憶がある。その時に、期間限定で「レタスバーガー」が100円で販売された。これもとても好評で何度か販売された記憶がある。その後、マクドナルドは「ハンバーガー平日65円」や「100円マック」などを行なっていったと思う。その後、食べ物のみならず、日本は全体的に物価が下がっていった印象がある。

　今回の、大手牛丼チェーン店の値引きで、「安ければ売れる」がわかってしまった。今、賃金の上昇が行われているが、実質賃金はマイナスになっている。賃金が上がったところで、実質賃金がマイナスなら物価は安い方がありがたい。今後、この値下げの影響は、社会全体に広まるのか、それとも広がらないのか気になるところである。