第21話制球力が有るバルドナードに変身!

初回表、門脇がスーパープレーやったね!


ファンとして溜飲を下げた思いだ。


尚も僕の応援は続いた。


8回表、登板を志願した男がマウンド上にたちはだかる!巨人のエース菅野だ!


刹那!東京ドームの雰囲気が変わった!


 しかし、彼にはスマイルが無く厳しい表情だけが僕の胸を打つ!


 球威は有るが、重い侭のボールだけがキャッチャー小林のっミットに納まって行った。

 三者凡退。

ベンチの菅野は笑わず、厳しい顔面をグランドに向けていた。


 疲れているよな・・・。


そう思えて為らなかった僕はバルドナードのっ乱長ぶりに2カ月前の荒れ球バルドナードを思い出していた。


 残されえたランナーを背負い高梨が投げる。


くしくも牧が放った打球が決勝点に為った事実を痛いほど目撃した僕は天井を仰いだ!

最期の打球が定位置のままグラブにスッポリと、嵌まった。


「もう9時半やないの!」


妻の言葉に入浴を忘れてジャイアンツを応援し続けていた事に気づいて疲れが両肩に降りて来た。

肩甲骨が重い・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る