第2話

浮き沈みのある世の中を、

走り抜けていく感じで。


まりは、

目を閉じて、

再び、また

目を開ける。


時々、

心に浮かぶ言葉を、

市販のノートに書き留めて、

途中で、

ペンを止め、

ため息をつく。


通り過ぎていく

民家や田畑、

遠くに見える

山々、

と、

時々見える

海の青。


窓を下ろして、


見上げた空は、

どこまでも高くて……、

そして、

青い。

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