17: 抵抗

神崎は震える手を胸に当て、深呼吸する。

過去のトラウマが蘇る。

しかし、彼女は決意の表情を浮かべる。


「私にしかできないことがある」


彼女は、かつて教団で学んだ秘儀の知識を駆使し、対抗の呪文を唱え始める。

その声は小さいが、確かな力を秘めていた。

一方、佐藤は混乱する警察隊を必死に指揮する。

「あの祭壇だ!なんとしても破壊しろ!」

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