第100話
「 …… 帆夏 …… ? 」
夏樹は帆夏が取った意外な行動に足を止め振り返り 、彼女の名前を呼ぶ 。
「 … 置いて行くなんて許さないんだから 。 」
帆夏は夏樹の大きく逞しい背中に抱き着いたまま
また声だけを出した 。
夏樹はそんな帆夏に対しドS心が発動し 、自分の腰に回されていた細い腕をスッと下に降ろせば向きを変え帆夏と
向き合う体勢に変えた 。
「 ___ ッ !!!!」
帆夏は目の前に夏樹そのものの姿があるせいか
身体全身がポカポカしてくる感覚になる 。
「帆夏 、今だけは俺を見て ? 」
夏樹は下を俯いてる帆夏の頬に優しく掌を添えれば 、
その顔を強引だがどこか優しく上を向かせそう言う 。
「 …… ッ 、 」
帆夏の顔は更に赤に染まる 。夏樹に上を向かせられるが上手く彼の顔を見れない 。
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