第38話
えと、まずはお礼を言わないと!そう思い、顔を上げると私の視界を埋め尽くしたのは今1番会いたくない彼 __ 、橘 遙人の顔だった 。
「………… ?!?!」
「…はぁ、やっぱお前かよ。あのさ、この状況でこんな事言いたくないけど、俺が行く先々に必ずと言っていい程お前が現れるんだけどマジでなんなの?はっきり言って鬱陶しい。」
____ はああああ ?!?!?!
それはこっちの台詞なんだけど?!!
マジで最悪。匠海からあんな事聞かされた上に、考えないでって言われて数分も経たないで遭遇に加えて文句言われるとか神様のイタズラ?
お礼を言ったのがなんだか馬鹿馬鹿しく思えて、言い返してやろうとした時 _ 、
「…お前のこと鬱陶しいって心では思ってるはずなのに、何で俺は手助けしたり何かと構うんだ …、」
「……………… !!」
__え?なに急に。あんな台詞吐いといて
そんな事言うのズルくない?マジでなに?
彼、橘 遙人が不意に発した言葉に胸がギュッと掴まれた気がして、何も言えなくなる。
グルグル悩んでる私なんてお構い無しに、彼 橘 遙人は今すぐにも触れられそうな、そんな距離まで私に近付いて来たかと思えば次の瞬間自分の頭を私の肩に預ける形で置いた。
「………… へっ ?!?!?!」
「…ねえ、この気持ちの
俺に教えてよ、“鳴海 栞”さん 。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます