第17話 転べばいいのに ★★

 満員まではいかないまでも、混雑している電車内。

 リュックを前に抱えた若者が乗り込んできて、わたしの隣に立った。

 そして、抱えているリュックのポケットからスマホを取り出そうとして……わたしに肘鉄を。

 ところが、中々スマホがポケットから取り出せなかったらしく、ゴソゴソと探っているうちに、またもわたしに肘鉄を。


 2回連続で、わたしに肘鉄をくらわせてきたその若者は、もちろん無言。無関心。


 わたしを置物かなにかと思っているのか⁉

 そんなに痛くは無かったけど、わたしは置物じゃないぞっ!

 お前の肘はどんだけ鈍感なんだっ!!


 ほんと。

 あの若者、転べばいいのに。

 ついでにスマホの画面も割れればいいのに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る