第7話 「笑顔」
「……線画も雑、色塗りも雑。なにこれ、目瞑りながら描いたの?」
彼女がド下手くそな絵を描くのであれば、私は怒りに任せて彼女の頬をひっぱたいていたでしょう。しかし彼女は絵に誠実であり、ものを言えるだけの実力が有ったので私は何も言い返せませんでした。
「でも、色彩感覚はいいんじゃない?」
そう言って、アポロちゃんは笑いました。
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