第4話 何故かポテチの子と呼ばれる(後半)
【プレゼントを受け取りました】
なんか目立ちそうだから隠れて開封しよう。
コソコソ。タッタッタッタ。
宿の前に着きました。
「すみませーん。1部屋使っても良いですか?」
「あっ、ポテチの子だ」
「え?」
「あっ、ごめんなさい。1泊1000ソルです」
「はい。どうぞ」
「はーい。ちゃんと確認しましたのでご案内します」
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてく。
ガチャリ。
「着きました」
うん、普通の宿って感じ。
だけど、壁は厚いから聞こえたり、穴をあけられたりすることはなさそうだね。小説ではよく壁が薄かったりするけど安心だね!さすが日本。お、ここにもちゃんとコップとか歯ブラシあって助かるわ~。
うん、まあ、開けていきましょうか。別に忘れてて、ホテルの口コミ(?)をしてる間にヴァルキアちゃんからの圧があって微妙に寒気がしたとかじゃないよ?別に言ったら殺すみたいなの言われてないよ?
開・封~!
パッパカパーン!
幼体(フェンリルとマーナガルム)が現れた!高速でテーイム!
ピロリン♪
幼体のフェンリルとマーナガルムをテイムしました。名前を付けますか?
【付ける】 【付けない】
名前は戦闘力、精神に影響を与えます。その個体に合う名前を付け、その個体が喜びを感じたら強化されます。
ん~、じゃあ......エステラ(マーナガルム)とディアル(フェンリル)で。
「キャイ〜ン」「グウオーー」
【強化されました】
いや一発って。まあいいか。
小さくなーれ。
ヒュゥゥゥ
小さくなったんですけど⁉︎でも、持ち運び(?)が楽になるからじぇんじぇん良いよ。だから消えようとしないで頂戴。
「は~い」
あ、喋った。意思疎通が簡単にできるようになった!共闘するときに動きが合わなかったら負けちゃうからね。それでは!モンスターを狩りに森へとレッツゴー!空属性魔法の~
「『テレポート』!」
ぶおぉぉぉぉん
森の左側に転移いたしました。空間が少し歪んで見え、酔いますがご了承ください。とまあ、こんな感じかね。まずはスーパー激弱定番雑魚モンスターのスライムから。
魔王と呼ばれた(呼ばれてない)我の攻撃を受けてみよ!
「『ツヴァイファイア』!『ヘルファイア』!」
ドッッッッッ......ゴーーーーーーーン!!!!!
ウェーイ!
俺TUEEEEEEE!いや、ちょっとやり過ぎました。スライム相手にこれは過激かぁ。
ピロン♪ピロン♪ピロン♪ピロン♪ピロン♪ピロン♪ピロン♪ピロン♪
うわ、なんかめっちゃ来た。
ブオン
ウィンドウが勝手に開く。
【スライムを47匹倒しました】【ワーウルフを64匹倒しました】【シロアリクイを51匹倒しました】【筋肉椎茸を105匹倒しました】【ユーザー[アリカ]を倒しました】【使い魔の[アリス]を倒しました】【ユーザーの[スミカ]を倒しました】【使い魔の[カル]を倒しました】
うわぁ。ユーザーも倒しちゃってるよ。ていうか、筋肉椎茸って何⁉意味不明だし、シロアリクイって白クマなの?それともアリクイなの?意味わからん。
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