告白された理由が「天使みたい」だったので、悪魔推しになりました。

白咲 飛鳥

第1話 天使は大っ嫌いなんだよぉぉ‼︎

死水 影花18歳、悪魔好きの変な女子高生として有名になる。何故か? 超現実主義者だから。天使の綺麗事が嫌いだから、負の感情は必ずあるから、嫌いなのである。

私の経緯を教えよう。


5歳、男子にモテる。

10歳、自分が美少女だという事が判明する。

15歳、何で自分に告白したかを聞いたら天使みたいだからと言われ、悪魔好きになろうと決意する。

18歳、悪魔系ゲームをやりまくり、新しく今からやる『冒険してテイムしよう』を見つけた。

と言った感じね。私の弟は普通。普通の子供よりちょっとだけ大人しい子供です。


 

 なのに......何故、何故こうなったー‼︎ 何で天使が居るんだぁ⁉︎ ちゃんと悪魔が出るゲームのはずなのに。まさか私が悪魔が裏設定にしか出てこないゲームをする羽目になるとは......くっ! 我が人生に七片の悔い在り......いや、死にはしないけど。悔いは有るよ流石にね。



 『冒険してテイムしよう』を始めたら、天使が出てきて、今に至るわけだ。

その時、条件反射でその天使をボッコボコにして捕まったとさ。おしまい。

じゃなくて、悪魔のヴァルキアさん(ちゃん?)に捕まってます。可愛いぃぃぃいい‼︎ 小悪魔にゴスロリ系の服で美少女は良い! 一生推します。

『冒険してテイムしよう』の名前の安直さは気にしないで。作者が泣くから。



 ん?なんか焼肉の良いニオイして来たー♪ ちょっと食べて来ます。(筆者が小説を書いている時)

はい、ご馳走様でしたー。それでは小説に戻ります。


 「まったく、どんな性格だったら初対面で喋ってる途中に「天使は大っ嫌いなんだよぉぉ‼︎」と叫びながら殴り掛かるのか不思議だのぉ。一応人間は天使の方が好きだと聞いたんじゃが」

ああ、声も可愛い! 古風な言い方もカッコいいなぁ。


「そりゃあもう嫌いです。むしろ悪魔が1番好きです」


「こんな人間は初めて見たのぅ。クククッ、面白い。そんなお前に力をやる、と言いたいがまずは名前を登録して、他の設定もやらなければ与えられぬからさっさと終われせたらどうじゃ。」


 あ、そうだった。えーっと名前は適当にエイカで、性別は女性で、他のはえーっと......はい終わった。力を下さい。


「ド直球じゃの。そんなに力を欲しがるのは漫画の悪役並みじゃぞ。まあ良い。力をくれてやるから手を出せ」


 もちろん出させて頂きます。どうぞ!


「痛いが我慢するが良い。『能力付与』『称号付与』『魔力付与』『魔法才能付与』『才能付与』『スキル取得』『ユニークスキル取得』テイムスキルも中には有るから安心せい」


 何のスキルか気になるなぁ。


「完全に能力をお前のものにするなら詠唱と了承が必要だが、やるか?」


 もちのろんですわ。


「うむ。ではやるぞ。『付与した物を全て汝の物にする。永遠に汝の物になる事を認めるか?』」


 なんか画面が出てきた。了承っと。

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