17.一杯のラーメンふたりわけあって暴力のない暮らしに笑顔
着の身着のままで父親のもとから逃げてどうにか母と新生活をはじめたのだけど、まあとにかくお金がなくて。
しばらくは一杯のかけそばならぬ一杯のラーメンを母とわけあうような生活だったんですが、それは生まれてはじめての暴力におびえなくていい生活でもあって、当時はほんとうに一日一食でも、それが半分こラーメンであっても、これ以上ないしあわせを感じてたなと、なんだかふと初心を思いだしました。
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