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木枯落て人の生を思ふ
冬は五行（ごぎょう）で謂処（いうところ）の水也（みずなり）。
暑き空気などの火気相克（かきそうこく）するに仍（より）て寒気（かんき）を養（やしの）ふ。又（また）、水は相生木也（きをあいいかすなり）。冬とは寒気に凍え生命（いのち）の息吹停滞（いぶきとどこを）る様（さま）、其実生命（そのじついのち）の用意也。
方角は東也。日は東（あづま）より出（いづ）ること、蓄えたる生命の循環之也（めぐりこれなり）。
人は東より西へ向（むこ）ふ。現世（げんぜ）の福徳西（ふくとくはにし）に在（あり）。吉方（きっぽう）は西、福神の住（すま）ふ方也。人生（ひとのさが）も同じ、水の方より出（いでたち）、金の方に向（むこ）ふ。
令和6年11月12日
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