第32話 卵かけご飯
~牛丼屋~
佐藤「俺、朝は牛丼屋で卵かけご飯って決めてるんですよ」
姫路「え? 自宅じゃなくて?」
佐藤「俺の家、炊飯器無いんですよね」
川岸「さすがに買えよ。俺はホームレス脱却してから真っ先に買ったぜ。生活保護で」
姫路「アタシたちの税金、川岸さんの炊飯器になってたのね」
川岸「ご、ごちそうさんです」
佐藤「ああ、でも、朝に牛丼屋に行くルーティンも含めて、気に入ってるんですよ」
姫路「どういうこと?」
佐藤「眠いままご飯食べるより、ちょっと走って眠気を覚ましてから食事したいじゃないですか。味もよく分かるし、最高に満腹の状態で出社できるし」
川岸「ああ、それで会社の近くの牛丼屋を使うわけだな」
姫路「いろんなこだわりがあるのね」
富沢「俺も牛丼屋の卵かけご飯は好きやで」
佐藤「お、仲間ですね」
川岸「富沢さんも俺たちと似たようなもん食うんですね。よかった」
富沢「牛丼やなくて、あえて牛皿と卵かけご飯がええな。焼き鮭とかお新香とか、ついつい頼みすぎてしまうわ」
佐藤「……朝からガッツリ行きますね」
川岸「俺、牛丼屋でそんなに金使ったことないかも」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます