「神様」からゴミスキルとして見放された俺は異世界を自由気ままに放浪する!
木野 柊
第1話 全ての始まり
ここは異世界…いや時空の狭間に俺は居た。
そして目の前には女神様がいる
「待って下さい!俺はまだ皆とーーー」
女神は見た目に相応しくない大声で話す
「うっさいんだよゴミが!さっさと私の目の前から消えな!」
「……」
俺は沈黙をした……その瞬間俺の下に再び魔法陣が現れた
♢
ーーこうなった原因が今から1時間前の事だった
「コラァァァァ!凛起きなさい!!」
この朝から耳に響く音量を出すのはウチの母親だ
低血圧な俺は朝はマジで苦手なのだ。
「うーん分かったよ」
そして冷蔵庫を開け冷やして置いた麦茶を飲む
「あんた、、そんなに飲んだら腹壊すわよ」
「分かってるよ…でもこれが俺の日課なの」
「まぁあんたがいいならいいけど」
そうなのだ…俺は昔から朝には麦茶を飲むと言う
日課を続けている。
次に歯を磨こうと洗面所に向かっていると
ふと、、時計が目に入った
時計は午前8時14分を指していたのだ
(うん?待てよ……確かうちの学校って、、、
朝の8時45分までに教室に着いとかないと遅刻)
ちなみにここから学校までは約30分なのだ
「やっべ!?遅刻じゃん!!」
「凛!ご飯は?」
「ごめん!今日は要らない!遅刻しそうだから」
そう言うと勢いよく玄関を開ける
「行ってきまーす!!」
あっそういや申し遅れたな!
俺の名前は
生まれ育った凡人高校生だ。
彼女無し!友達も多くない陰キャ高校生です!
「つか、これ間に合うか?」
(しょうがないな…本当はダメだけど、、近道をしますか)
俺はすぐさま横の細道に入り学校へ向かう。
ーーー
ーー
ー
ガシャン!!
「キーンコーンカーンコーン」
「はぁはぁ何とか着いた……」
久しぶりに走った気がするのだ
いつもは余裕を持って行動してる為、運動もまともにしていない
その時俺の目の前に一人の女の子が歩いてきた
「ギリギリセーフだね!凛くん」
「朱里……あぁ、、まじで危なかった」
この子は
けど…朱里は俺とは違い
成績はいつも一位、運動神経もだいぶ良い方だ。
ガラガラガラ
「はぁい皆さん!席に着いてくださーい」
「じゃあまた後でね!凛くん」
「う、うん…」
彼女はそう言うと手を振りながら自分の席へ戻って行った。
(さてと…また一日が長い授業を受けるか……)
その時だった……教室の床から巨大な魔法陣が
広がっていくのだった
「きゃああああ!!」
クラスの女の子が大声を出し周りのヤツらも
魔法陣に気付いていく。
(うわ!なんだこれ!?)
まるでゲーム世界の様な感覚だ。
(魔法陣??)
「皆さん!落ち着いて!私、他の先生達を呼んで来ますので待機してて下さい!!」
先生は焦った様子で教室を飛び出して行った。
(これが異世界への……ってこれ現実じゃん!?)
「凛くん!!」
顔があった朱里が俺に向かって手を差し伸べてくる。
「朱里!!」
お互い手を差し伸べ…掴めた!っと思った瞬間
俺達は魔法陣に飛ばされた……
♢
「うぅん………」
ゆっくりと目を開け目覚めた俺の目の前には
一人の女の人が立っていた
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