涼side

第126話

俺はパーティーの後も帰らせて貰えず、ずっと本部で付き合わされていた。



...そろそろ寝不足も相まりイラついてきた。




「ちょっと煙草行ってきます」




出来る限りの愛想笑いを浮かべて集団から離れていく。




会場を後にし、外にある喫煙スペースで火をつけた。



カチン、っと心地の良い音が鳴るライターの音と煙草の煙が、イライラをスーッと消してくれた。



「もう昼かよ」



外は清々しいほどの晴れだ。

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